【基礎文法講義 第2講】whoever・whatever・whichever ―複合関係代名詞の識別と文中の働き

基礎文法
  1. 複合関係代名詞の基本構造
  2. 差がつく!重要識別ポイント
  3. 実戦演習問題
  4. 解答と構造解説&講義注釈

1. 複合関係代名詞の基本構造

whoever, whatever, whichever は、疑問詞(who/what/which)に -ever がついた形で、名詞節(「…する人・もの・こと」)または譲歩の副詞節(「たとえ…でも」)を作る。

「元の文 → 節への変形」で理解する。

(1) S wants it.「Sがそれをほしい」(文) (2) who wants it「だれがそれをほしいか(ということ)」(名詞節)☞ (1)のSをwhoに変形 (3) whoever wants it「だれでもそれをほしい人」(名詞節)☞ (2)のwhoにeverをつける

*(2)と(3)は名詞節なので、文全体の主語・目的語・補語として使われる。

2. 差がつく!重要識別ポイント

①「節内での働き」と「文全体での働き」を分けて考える

whoever/whatever/whichever そのものは節内で主語・目的語・補語になり、それが導く節全体は文全体の主語・目的語・補語になる(二重の構造)。

② whomever の扱い

目的格 whomever は現代英語では whoever で代用されることが非常に多い(口語・カジュアルな文章では特に)。

③ 譲歩の副詞節との違い

〈whatever+名詞+SV〉「たとえどんな〜でも」の形は副詞節。名詞節との違いは、文中でどの要素(S/O/C)として働いているかで判断する。

3. 実戦演習問題

【問題1】 You can invite ( ) you like to the party; there’s no restriction on the number of guests. ① whoever ② whomever ③ whose ④ who

【問題2】 ( ) decision the committee makes, the new policy will affect thousands of employees. ① Whichever ② Whoever ③ However ④ Whatever

【問題3】 Please give this document to ( ) is in charge of the accounting department. ① whoever ② whomever ③ whichever ④ whose

4. 解答と構造解説&講義注釈

【問題1】解答:① whoever(文法的には②whomeverも可) invite の目的語となる名詞節。節内では invite の目的語であるため本来は whomever が正しいが、現代英語では whoever が一般的。

【問題2】解答:④ Whatever Whatever decision the committee makes「委員会がどんな決定を下そうとも」という譲歩の副詞節。〈名詞+ever+SV〉の形。

【問題3】解答:① whoever 前置詞 to の目的語となる名詞節全体を作るのは whoever。ただし節内では is in charge of の主語になっているため、主格の whoever が正しく whomever は不可。

復習チェックリスト [ ] whoever等が「節内の働き」と「文全体の働き」の二重構造を持つことを説明できるか? [ ] 名詞節と譲歩の副詞節を文脈で見分けられるか?

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